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プロフィール用写真chiekored.jpg千葉千枝子 旅行作家・会社経営
■■略歴■■中央大学卒業後、富士銀行入行。シティバンクを経てJTBに入社。96年有限会社設立、代表取締役。ロングステイをはじめ、運輸・観光業に関する執筆・講演活動を行っている。
■■所属団体■■日本旅行作家協会JTWO会員・東京商工会議所会員・特定非営利活動法人 交流・暮らしネット理事・ファイナンシャルプランナー・総合旅行業務取扱管理者資格ほか
■■著書■■単著「悠々パース暮らし」(綜合ユニコム)・「ハワイ暮らしはハウマッチ?」「悠々ロングステイガイド台湾」(イカロス出版)・「カナダ バンクーバーロングステイ術」(JTBパブリッシング)・「JTB 旅をみがく現場力」(東洋経済新報社)、ほか共著多数
■公式ホームページ【千葉千枝子のロングステイスタイル
■毎日更新ブログ【旅行作家**千葉千枝子**旅のエクセレンス
■All About オールアバウト【ロングステイ・海外移住


ノースポンサーでお届けする千葉千枝子のビジネスブログ
膨大な情報が氾濫する現代の観光事情に、今、求められているのは
中立性を重視した精度の高い情報です



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2009年04月25日

【GWの海外旅行動向と京都1泊旅特集】by ブルーガイド トラベルフォン

昨日(2009年4月24日)出演しましたエフエム東京「よんぱち」ブルーガイド トラベルフォン・コーナー【GWの海外旅行動向と京都1泊旅特集】について、補足記事をお送りします。

■2009年GWの旅行動向について
今日からすでに、16連休に突入した!というひともいらっしゃることでしょう。比較的日並びがよい今年のゴールデンウィーク。前半、後半、ないしは中盤といった具合に、混み具合をみながら分散対応して旅行計画を立てているひとも少なくないでしょう。
(1)燃油サーチャージが軒並み大幅ダウンしたこと、(2)相変わらずの円高傾向にあること。また、円高に加え、昨秋以降の世界的不況による需要減で、ホテルの客室稼働率が著しく低下したことから、安いレートを出すホテルが増えました。そうした理由から(3)旅行会社の仕入れが安くおさえられたため、パッケージのお得商品が出回り、今年のGW出国者数は、3年ぶりに増加に転じるのでは?という好感予測もなされています。出発直前の吐き出し商品も狙い目です。

■人気の海外旅行ディスティネーション
一昨日韓国から帰国したばかりですが、とにかく免税店などには多くの日本人観光客の姿がみられ、何か90年代を彷彿とさせていました。ウォン安効果で、一部ホテルは満室といいますが、韓国は相変わらずの人気ぶりです。
また、昨年は燃油サーチャージ高・通貨高などで控えられていたヨーロッパ、ハワイなども、このGWは予約率が伸びています。出発日のピークは4月29日です。

■春のおすすめ1泊2日京都旅
新緑の季節を迎え、京都は賑わいを増しています。土日祝日1000円の高速代金値下げを受け、マイカーで行楽を予定しているひとは、5月2、3、4日が出発のピークになるので注意してください。できれば京都へは電車で行くのがおすすめです。
旅館もよいですが、1泊でしたらホテルに泊まり、お食事を外で食べるのもよいでしょう。京都川床料理は、5月1日が床開き。清涼感ある川床で会席料理をいただくのもよいでしょう。予約は早めに。肌寒いので、上着をどうぞ忘れずに。

ブルーガイドココロ旅 京都 (ブルーガイド―ココロ旅)
には、お洒落なカフェや和レストランの情報が掲載されています。バッグに入る小ぶりなガイドブックで、軽くて読みやすいですよ!(840円)

※GW予測動向情報につきましてはJTB広報室にご協力を賜りました。


posted by Chieko Chiba at 11:15| 論説「チエコの視点」 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年04月19日

コラム【中欧へのベストアクセス】

時間にして半日以上ものフライトを要する欧州への旅。
シベリア上空の飛行ルートで最短とはいえ、できる限りロスをなくしたいところです。

中欧諸国は、ここ数年、日本からの渡航者数が大きく伸びているエリア。昨年は、燃油サーチャージ高・ユーロ高から、年間泊数で若干の落ち込みをみせたものの、今年に入り持ちかえしています。
旧東欧圏は東西冷戦の終結をもって「中欧」と呼びあらためて久しいですが、今回の取材旅(2009年4月上旬)では、この中欧の地へ幾度となく足を運ぶ日本人リピーターの中高年層が意外と多いことを肌で感じました。
ブダペストやプラハなど中欧をめぐるルートのゲートウェイとして注目したいのが、ウィーンです。最終目的地がシェンゲン協定加盟国の場合、ウィーンで入国審査があるほか、中欧各都市への乗り継ぎが大変スムーズなのが特徴です。例えば、ドイツ・ミュンヘンまで飛ぶよりも、幾分、時間が短縮できます。ウィーン国際空港に設置されたオーストリア航空の自動チェックイン機は、日本語にも対応しています。ウィーン市内から空港までタクシーで所要30分。メーター料金以外に、空港への送迎は別途12ユーロが必要です。オーストリア航空のウェブサイトはhttp://www.austrian.com

また、フィンランド航空 http://www.finnair.com/jp を利用して、ヘルシンキから中欧へ入るルートも注目されています。
(2009年4月19日配信オールアバウト「ロングステイ・海外移住」サイトのメールマガジンに寄稿したコラムを、一部加筆して掲載しています)
posted by Chieko Chiba at 12:22| 論説「チエコの視点」 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年04月15日

【タイの政情不安に関する最新情報】

タイのパタヤで開催される予定の東南アジア諸国連合(ASEAN)首脳会議が、反政府派の市民団体による乱入騒ぎで中止に追い込まれた報道を、驚きをもって見入ったひとも多いでしょう。各国首脳らをヘリコプターで避難させるという非常の事態に、昨年のスワンナプーム空港占拠事件以上の落胆を感じたものです。
この前日、タイ国政府観光庁の職員からデモ隊発生の新着情報が入った時点では、ここまで大きな騒ぎになるとは予想だにしておりませんでした。リカバリープランを打ち出したばかりのタイ国アピシット政権に、さらなるダメージを与えたものと遺憾におもい、その後の情勢を見守っております。

昨日時点(4月14日付)の最新情報をお知らせします。

【SITUATION IN BANGKOK/バンコクの状況報告】

・この24時間のうちにバンコクの情勢が好転
・本日(4月14日)正午頃、反独裁民主戦線(UDD)の指導者が反政府活動の中止を宣言した。主要な首相府周辺を含め、デモ隊は解散した
・バンコク市内のほとんどのショッピングモールが本日午後営業を再開した
・BTSスカイトレイン(高架鉄道)、地下鉄、公共施設および通信サービスは通常通り運営を続けている
・バスのほぼすべての路線およびバンコク発着の鉄道も営業を再開した
・以下6つの道路および交差点については、デモ隊の残した障害物の撤去作業を行っており、まもなく開通予定。ディンデーンからビクトリー・モニュメント(戦勝記念塔)まで、ヨマラート、ウルポン、サパーン・パンファー、ラーマ5世像周辺の道路、ミット・マイトリー交差点付近スティサーン通り
・上記を除き、バンコクのすべての道路は開通しており、全国の空港、鉄道といった旅行に関連するインフラおよびサービスも通常通り運行されている。タイのその他の地域は安全に旅行をすることができ、また、旅行者はその他の目的地および観光地を安心して訪れることが可能である
・タイ全土のホテルは通常通り営業をおこなっている
・非常事態宣言下、バンコクにて5名以上の集会が禁止されているが、不安を煽る政治的な活動に限定されている
・ソンクラン祭り、地方機関および国際的な会議、インセンティブ、コンベンション、MICEは、この措置の適用外である。タイ国内においておこなわれるすべてのMICE関連イベントについては、通常通り実施される
・タイ王国のあらゆる観光地、ショッピングエリアは通常通り営業をおこなっており、旅行者は引き続き旅行を継続できる
・非常事態宣言は、一時的な措置であり、近日中に解除される予定である
・タイ外務省による最新情報および公式発表については、外務省およびタイ王国大使館、総領事館のウェブサイトを確認のこと

【外務省】http://www.mfa.go.th
【在京タイ王国大使館】http://www.thaiembassy.jp/rte1/
【タイ王国大阪総領事館】
http://www.thaiconsulate.jp/jp/home/index.html#
【タイ国政府観光庁】ウェブサイト
http://www.tatnews.org/(英語サイト)
http://www.thailandtravel.or.jp/(日本語サイト)

**以上、タイ国政府観光庁ファクトシート
As of 14 April 2009/ 17.00 hrs. (Bangkok Time)より**


去る2009年2月24日、バンコクで開催されたアピシット首相らによる記者会見の拙記事は、こちらです。ご参考までに。
なお、現在タイで暮らす日本人たちは、いたって平静と聞きます。ゴールデンウィークを目前に、タイへのご旅行を計画中のひともいらっしゃるでしょうが、最新の情報を各ウェブサイトや旅行会社から逐次収集し、くれぐれも過剰な反応は慎まれることをお願いしたいとおもいます。
posted by Chieko Chiba at 23:53| 新着ニュースリリース | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年03月29日

【マレーシア・マイ・セカンドホーム・プログラム】に変更点〜週20時間の就労が可能に

マレーシアの退職者査証(リタイアメント・ビザ)「マレーシア・マイ・セカンドホーム・プログラム」MM2H に、幾つかの変更点が発表されました。
特筆すべきは、MM2H保持者に対して、週20時間まで、現地での就労が認められた点です。すでに豪州のリタイアメント・ビザでは、同様に、週20時間までの就労がかねてから認められており、技術や特技を活かして現地で報酬を得ることを実践している日本人シニアも少なくありません。

また、MM2H取得のための申請条件が、近い将来、一部変更になる予定です。詳しくは、マレーシア・マイ・セカンドホーム・プログラムの公式サイトhttp://www.mm2h.gov.my/をご覧ください。
posted by Chieko Chiba at 18:13| 新着ニュースリリース | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年02月28日

箱根にスイス「氷河特急」と同一デザインの車両が運行!

スイスのレーティッシュ鉄道と箱根登山鉄道は今年、姉妹提携をして30 周年を迎えます。それを記念して箱根登山鉄道は、3月14 日のダイヤ改正より、スイスの「グレッシャー・エクスプレス(氷河特急)」と同じデザインの車両を運行(箱根湯本〜強羅間)します。また同日、箱根登山線内を運行する小田急通勤車両の塗装も、レーティッシュ鉄道と同色で赤色にお色直しをして運行を開始するのだそうです。

IMG_4903hakone.JPG思えば10ヵ月ほど前、スイスアルプスの鉄道旅を取材。鉄道国家スイスの発達した技術とセンスのよさに驚いた記憶が蘇ります。(そのときの取材記事は、こちら。)

先日、箱根湯本のラグジュアリー旅館を利用しました。箱根はいつ行っても温泉町の風情があって、よいところですが、箱根湯本駅が工事中で足元が悪く、その突貫ぶりにはいただけない感がありました。しかしこの大規模改修工事も、運行記念のオープニングにあわせ終了、新駅舎も使用開始の予定だそうです。
箱根でスイス気分が味わえるとは、なんとも粋なはからいです。ぜひ春の箱根を訪ねてみたくおもいます。

新塗装を施した箱根登山鉄道ならびに小田急の両列車運行スケジュールは日によって異なります。具体的な運行時刻については、箱根登山鉄道のホームページ http://www.hakone-tozan.co.jp/ をご覧ください。(情報提供:スイス政府観光局/画像は2009年2月12日撮影)

posted by Chieko Chiba at 08:02| 新着ニュースリリース | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年01月14日

【09年予測は海外旅行者数1530万人に減少】

大手旅行会社ジェイティービーが年始に発表した「2009年旅行動向見通し」によると、経済環境の悪化から、09年は海外旅行者数が大幅に減少し、1530万人にまで落ち込むだろうとの推計がなされました。昨年来の世界的な金融危機、雇用状況の急激な悪化を受け、例年、暮れに発表していた見通しを、年明けに繰り越しての今回の発表でした。
海外渡航者数を2000万人にしようとする取り組みがなされるなかでの、この逆風。しかしミクロでみると、円高や燃油サーチャージの改定により、09年は欧州や近隣アジアへの旅行者が(対前年比で)増加するのではないか、との予測もなされています。

ことさら注目したいのは、欧州圏です。07年末には1ユーロ168.16円だったのが、08年末には129.45円まで下落。英国ポンドも231.90円から、135.83円まで下がりました。飛行距離によって加算額が異なる燃油サーチャージも、このところの原油価格急落により、廃止もしくは大幅値下げをする航空会社が相次いでいます。具体的には、JAL欧州路線(1区間)の場合、08年10月現在33000円だったものが、09年1月には22000円と1万円以上も下がり、各航空会社間の競争も激化。「欧州への旅行が復活する可能性あり」と、くだんの旅行動向予測でも伝えられています。

団塊世代を中心に、定年や早期退職で自由時間を得たひとたちにとって、歴史と文化の薫風かぐわしい欧州は、実に魅力的なディスティネーションのひとつ。しかし、この世代の退職者の多くが、今回の金融危機で、大きな打撃を受けています。老後資金の一部を少しでも利殖しようと、「資産運用」という名のもとに為替や株へ積極的に投資をしたことが背景にあります。
先日も、昨年定年を迎えた知人リタイアリーが、「この3ヵ月で、300万円も損をしてしまいました」と、窮状を訴えました。資産の総額からいえば、さほどの額ではないにせよ、心理的に旅行を手控えたいとする気運にあることは確かです。

先行きの見えない2009年が、ついに幕明けしました。海外旅行者数が1500万人台となれば、多くの関連産業にも悪い影響を及ぼすことでしょう。13年前の円高とは、明らかに違う今回の円高。消費者の動向が気になります。
タグ:観光経済
posted by Chieko Chiba at 08:56| 新着ニュースリリース | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年12月24日

【世界的金融危機でロングステイ二極化の時代へ】

2007年団塊世代の大量定年を目前に、話題となった「ロングステイ」というライフスタイルも、世界的な金融危機の影響を受け、大きく二極化への道を辿りはじめています。

13年前の円高は、日本人の海外団体旅行全盛の時代を導き、夢の海外旅行を身近なものにしてくれました。しかしバブルが崩壊して「失われた10年」という長期不況に見舞われると、格安旅行競争が激化し、と同時に円は力を失っていきます。企業はコスト削減を強いられ、法人主体の団体旅行は姿を消すに至りました。
やがて海外旅行市場は、FIT(フリー・インディペンデント・トラベルの略)と呼ばれる個人旅行が主流の時代を迎えます。

海外ロングステイは、FITの延長線上にあります。旅から暮らしへ―――。旅の長期化がロングステイを生み出し、その地に根をはるきっかけを造り出しているからです。
ステイヤーたちは独自の情報とネットワークを持ち、自由にライフデザインを楽しんでいるのがうかがえますが、その根幹には十分な資金準備があることを忘れてはなりません。金融ビッグバンで国と国との垣根が低くなると、ヒトやモノだけでなく、おカネもまた、自由に世界を移動しはじめました。
そこで「実感はないが好景気」とされたこの数年の間に、「ロングステイ」というマーケットが朧(おぼろ)げながらも姿を現したのです。
そして09年は、高額所得者をターゲットにした海外投資ビジネスが競争激化をすることでしょう。

ゆったりノンビリ、バケーションを楽しむように長期で滞在するロングステイは、究極の余暇活動であり、平和産業でもあります。
景気後退局面でよく見られるのが、うまい投資話です。
例えば株で損をしたひとが別な何かに投資をして、損をした分をとり返そうと焦ります。そのような心理が働きやすいときだけに、海外投資にも十分注意をしてください。


これは、オールアバウト【ロングステイ・海外移住】サイト読者向けに発信されたメールマガジン(Vol.92 2008.12.22)の掲載コラムを引用しています。詳しいお問い合わせは、こちらまで。
posted by Chieko Chiba at 00:02| 論説「チエコの視点」 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年11月12日

【円高でお得?海外旅行】by bayfm

本日出演しましたベイエフエム bayfm「Power Bay Morning 7時のデリナビ」コーナー【円高でお得?海外旅行特集】にて、視聴者のみなさまにお伝えしました「円高享受のおすすめ海外旅行」について、補足記事をお送りします。

■「円高還元ツアー」のお得度は?

今回の急激な円高に対応した、「円高還元ツアー」。旅行会社各社が、こぞって緊急発売をしました。しかし旅行商品の特性からいうと、円高以前の仕入れのものを一部、コース内容を手直しして廉売しており、本当の意味での還元は未だありません。額にすると、概ね平均して1万円程度のディスカウント。コースのなかに現地での支払い機会を増やすことで、目玉商品が生まれているのが実際です。
まずは、折りいる原油高・燃油サーチャージ高で客離れが進んだ海外旅行市場に、「需要喚起を促そう」というのが、還元ツアー誕生の大きな目的でした。

ですから、現在、販売されている還元ツアーを選ぶのであれば、(1)できるだけ現地での支払いが多いスケルトンタイプのもの、いわゆるフリープラン型のものを選ぶようにしたり、(2)現在のレートで仕入れしたものが造成・販売される来期(4月以降)、ないし年末年始や1〜3月出発のものを選ぶ、要するに出発時期を少しずらす、などを考慮するとよいでしょう。


■今すぐ、円高を享受したい人に

円高局面では、できるだけ現地通貨払いの機会を増やすことが大切です。(1)外資系エアラインやホテルをネット予約する際、外貨建てで支払える=外貨建て表示となっているところを選ぶ、(2)ショッピングやレストランでの食事、オプショナルツアーなどを現地で支払うように計画を立てるとよいでしょう。

原油価格も落ち着き、運賃や燃油サーチャージを下方修正する航空会社も増えています。しかしサーチャージは相変わらず大きな負担なので「近場」を選ぶとよいでしょう。
例えば、韓国。ウォンの急落を受け、ショッピングに大挙する日本人旅行者の姿がテレビでも紹介されていましたが、まさにサーチャージが低いというのも人気の理由のひとつです。韓国ウォンは乱高下をしていますが、韓国では高級品などを扱う免税店や専門店の多くが米ドル表示されているため、ウォンの動向に惑わされることなく買い物をしているひとが多いのです。


■円高メリットを享受しやすいおすすめの方面

ズバリ、韓国。そしてグアム・サイパンなど近距離(=燃油サーチャージが少ない)の米ドル圏がおすすめです。ハワイは米国本土からの客入りが落ち込んでいるため、専門店も空いており、ショッピングにも最適。円高ショッピングを目的にするなら、世界の一流品が集まるハワイもよいですね。
ユーロや豪ドル、加ドルも、大幅に下落をしました。高すぎて敬遠しがちだったヨーロッパや北米大陸、オセアニアも、これから安い商品があらわれてくるはずです。

また、アジアを中心としたローコストキャリアが、原油価格の下落を受け、次々と、燃油サーチャージの廃止、運賃無料のサービスを発表しはじめています。現地国内線を利用したり、タイ・マレーシアあたりでロングステイをしているひとにも朗報でしょう。
アジア諸国のマイナー通貨も、軒並み対円で下落しました。シンガポールや香港などのバーゲンセールにあわせて、渡航するのもおすすめです。

bkkaw.jpg
これからハイシーズンを迎えるタイのバンコク・エアウェイズ Bangkok Airways (PG)も
サーチャージの減額を発表した


■ちなみに、9月1日と現在の為替レートの比較をすると…。
米ドル 110円→98円
ユーロ 160円→122円
豪ドル 95円→65円
韓国ウォン 0.10円→0.07円

とりわけ韓国ウォンは、ちょうど昨年の今どき(2007年11月)、レート0.12円でしたから、この1年で0.05円も下落したことになります。
今は無駄遣いせず、頃合いを見計らって米ドルなどに両替し、1月からのバーゲンセールに繰り出すのも手ですね。
タグ:観光経済
posted by Chieko Chiba at 10:00| 論説「チエコの視点」 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年10月28日

【今回の円高が示唆するもの】

100年に一度といわれる、今回の金融危機。
しかし円高を追い風に、年末年始の海外旅行者数の伸びに、大きな期待が寄せられています。
以下は、先日(10月28日付)配信、オールアバウトのメールマガジンに掲載しました自筆コラムを一部修正したものです。
「今回の円高が示唆するもの」とは……。

**
「90年代円高」と、今回のそれが大きく異なるということを、オールアバウト新着記事で触れました。
「為替相場や株式は、美人投票と同じ」とよく言われますが、その見地でいうと今回の円高は、実に好ましさのあらわれでもあります。しかし輸出関連産業をはじめとした多くの企業が大きな打撃を受けているのも事実で、この冬のボーナスや業績に多大な影響を及ぼすのは必至でしょう。円高に浮足立つ消費者をターゲットに、旅行会社は一斉に円高還元ツアーの売り出し攻勢を始めました。しかし、こうした旅行会社をはじめ、レジャー・観光産業にとっても、世界経済の失速が好材料であるわけがなく、業績への波及が遅れる業界だけに、楽観はできません。

**
90年代初頭の円高当時、日本国民は「貯蓄」を美徳としていました。
70年代の渡航自由化以降、それまで固定相場制だった「円」が変動相場となり、海外旅行が現実のものとなりました。しかしそれでも、一部の豊かな層や短期商用に限られたことで、「夢の」海外旅行と言われ続けてきました。

庶民の暮らしに海外旅行が根づくようになったのは、円が強くなった80年代後半以降、団体旅行の全盛期にあります。当時、預金利率は年々下がっていたものの、今に比較をすれば高い水準を維持していました。貯蓄という備えがあったからこそ、円高を享受して外遊ができたのです。ですから現地を案内する旅行ガイドは、日本とその国を比較して「この国のひとたちの貯蓄率は……」と貯蓄性向の低さを語り、よく日本人団体客を驚かせたものです。

今回の円高の背景は、こうした90年代円高とは異なります。「貯蓄から投資へ」。国が多額の借金を抱えるようになると、個人資産の一部を投資へ回すよう国民に訴えかけ、民間の金融機関は、それにならいました。貯めた虎の子や余剰金の多くを、株式などに投資した個人投資家や企業にとって、円高だからと舞い上がり海外旅行をしようという気分には、到底なりえない状況にあります。

「投資」の怖さは、こうしたところに潜んでいるのです。あなたの虎の子は、大丈夫ですか?(了)

オールアバウト【ロングステイ・海外移住】

posted by Chieko Chiba at 14:47| 論説「チエコの視点」 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年10月05日

【ドイツロマンチック街道】

2008年は、ドイツのロマンチック街道と日本のロマンチック街道が、姉妹提携をして20周年の記念の年にあたります。

ドイツロマンチック街道を観光バスで巡った経験が、おありのひとも多いでしょう。そもそもロマンチック街道とは、ローマ帝国時代に栄えた交易路「ビア・クラウディア・アウグスタ」を延長する格好でつくられた、全長374キロの観光ルートをさしています。
産業革命に乗り遅れたまま置き去りとなった地方都市が、中世の面影を色濃く残したところに、戦後、米国人が多く観光に訪れるようになりました。
高速道も鉄道も並走しない陸ルートなため、現在では、ヨーロッパバスと呼ばれる観光バスが、27の市町村、古城・名城を結びます。

20年前には、日本人の利用者がわずか3割だったものが、現在では9割を超すというヨーロッパバス。北はベルツブルクから南のフュッセンまで、バスに揺られ、全ルートを踏破したひとも少なくないでしょう。

ドイツ観光局によると、2007年、日本人の海外旅行者数が世界的に停滞するなかで、このロマンチック街道を個人旅行(FIT)で訪ねる日本人の数は、5%程度上昇したといいます。

面白いことに、このルートには約440キロのサイクリングロードが並走しており、ハイキングコースとあわせ、個人の旅行者が再訪してサイクリングやハイキングを楽しんでいるというのです。
旅のFIT化、多様化が進み、滞在型の旅行者を中心に、こうしたアクティブな観光を楽しむ日本人が増えたという点で、たのもしく感じます。

ドイツロマンチック街道の生い立ちを、もう少し詳しくお伝えしますと、ドイツ観光局の日本来局にあわせ、"街道プロジェクト"が発足。当時人気の女性ファッション誌が、「ロマンチック街道」を誌面で大きく紹介したことが火つけとなり、世に知られるようになりました。
来客による経済波及効果は計りしれず、20年前には5万7千泊程度だったものが、現在は14万泊もの来訪者で賑わうようになったと、ドイツロマンチック街道協会ユルゲンヴンシェンマイヤー氏は語ります。
IMG_3657german.JPG
日独ロマンチック街道姉妹締結記念でローテンブルク市長や嬬恋村村長など関係者らが集結した(08年10月3日於ホテルニューオータニ)


観光振興に果たすメディアの役割は、非常に高いことを思い知らされると同時に、ドイツ各州の実施する景観条例の厳格さも、来客を導いているものと実感させられます。「中世と同じ街並みを遺す」ため、外観、景観づくりを徹底。地元住民のメンタリティーの高さとその努力を力説したのは、ローテンブルク市のヴァルター・ハルトル市長です。「自治体を、ひとつのブランドのもとに」という言葉には、外客誘致を積極的に推し進めようとする、今の日本への強烈なメッセージがこめられているように感じました。
posted by Chieko Chiba at 01:38| 新着ニュースリリース | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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